大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国文学研究資料館

令和6年(2024年)通常展示「和書のさまざま」

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展示名:通常展示「和書のさまざま」
会期:令和6(2024)年4月18日(木)~8月9日(金)
閉室日:土曜、日曜、祝日、第4水曜日
開室時間:午前10時~午後4時30分
場所:国文学研究資料館1階 展示室
主催:国文学研究資料館
入場無料
パンフレットはこちらからダウンロードいただけます。

ギャラリートークのお知らせ
国文学研究資料館の研究者による展示解説「ギャラリートーク」を下記の日程で開催いたします。事前申込不要でご参加いただけますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。

・第1回:5月16日(木)11時30分~12時15分
講師:川上一助教
・第2回:6月20日(木)11時30分~12時15分
講師:入口敦志教授
・第3回:7月18日(木)11時30分~12時15分
講師:河田翔子特任助教

展示のみどころ

この展示が対象とする「和書」とは、主として江戸時代までに日本で作られた書物を指します。堅い言葉で言えば「日本古典籍」ということになります。ただし、明治時代頃までは江戸時代の書物の系統を引く本が作られていましたので、それをも取り扱っています。

「和書」と似た言葉で「国書」という語がありますが、これは古典籍の内で、日本人の著作した書物を言います。「和書」はそれより広く、漢訳仏典や漢籍、あるいはヨーロッパ人の著作も含め、江戸時代以前に日本で製作されたすべての書物を指す言葉です。

一般に書物が製作されるには、それを支えまた受容する文化的背景があり、そうして製作された書物が、新たな文化―文学、芸能、思想、宗教など―を生み出す基になるという現象が普遍的に見られます。書物によって展開した日本の文化を考える上で、日本人の著作か否かを問わず、日本で製作されたすべての本を視野に入れなければならない理由がここにあります。

国文学研究資料館は、創設以来四十年以上にわたり、全国の研究者の御協力をいただき、所蔵者各位の御理解のもとに、国内外に所在する日本古典籍の調査を継続して行ってきました。調査を通して得られた、古典籍に関する新たな知見も少なくありません。この展示には、その成果も反映しています。

この展示では、和書について、まず形態的、次に内容的な構成を説明した上で、各時代の写本・版本や特色のある本を紹介し、併せて和書の性質を判断する場合の問題をいくつか取り上げてみました。全体を通して和書の基本知識を学ぶとともに、和書について考えるきっかけとなることをも意図しています。

和書の広大な世界を窺うためにはささやかな展示ではありますが、以て日本古典籍入門の役割を果たすことを願っています。

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展示解説

第1部 形態と素材

第2部 構成要素

第3部 さまざまな本

第4部 性質の判別

特設コーナー

通常展示の一部のスペースを使って、当館の新収資料等を展示します。
特設コーナー展示の様子はこちらからご覧ください。

※過去の特設コーナー展示の様子はこちらからご覧ください。

電子展示室

通常展示「和書のさまざま」はweb上でもご覧いただける電子展示室としても公開しています。ぜひご覧ください。

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展示替えについて

資料保護のため、定期的に展示替えを行います。

問い合わせ先

国文学研究資料館学術情報課社会連携係
TEL:050-5533-2984 FAX:042-526-8606
E-mail:jigyou[at]nijl.ac.jp(送信時に、[at]を@に置き換えてください)

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