「第17回 日本古典文学学術賞」授賞式及び令和6年度(2024年度)「古典の日」講演会
日時:令和6年(2024年)11月2日(土)
13:30~17:00(開場:13:00)
場所:国文学研究資料館2階大会議室(立川市緑町10-3)
聴講無料 要事前申込 抽選50名
主催:国文学研究資料館
古典が我が国の文化において重要な位置を占め、優れた価値を有していることに鑑み、国民が広く古典に親しむことを目的として、平成24年(2012年)に、11月1日は「古典の日」と定められました。『源氏物語』の成立に関わる記録のうち、最も古い日時が寛弘5年(1008年)11月1日であることに由来しています。
日本古典文学の文献資料収集と研究を主事業とする国文学研究資料館も、「古典の日」の趣旨に賛同し、平成24年度(2012年度)から記念の講演会を催しております。古典に親しむ絶好の機会として、大勢の方にお出でいただくことを願っております。
また、同日に「第17回 日本古典文学学術賞」授賞式を開催いたします。若手日本古典文学研究者の奨励と援助を目的として、財団法人日本古典文学会が主催していた「日本古典文学会賞」を継承し、国文学研究資料館賛助会が運営しています。前年の業績を対象に、受賞者を選考し、賞状及び副賞を授与いたします。
講演内容:
1.『枕草子』と『源氏物語』ーかな散文のポエジ-ー 講師:中西 智子
2.女房・清少納言の同僚たち 講師:片渕 須直
講師紹介:
■中西 智子(当館准教授)
専門分野は平安時代文学、物語文学で、とくに『源氏物語』を主な対象に、その生成と受容、表現的連関、和歌の引用に関する検討を行っている。
著書に『源氏物語 引用とゆらぎ』(新典社、2019)、共編著に『藤原彰子の文化圏と文学世界』(武蔵野書院、2018)がある。
■片渕 須直(アニメーション映画監督)
日本大学芸術学部特任教授・上席研究員。
2021 年11 月より当館 AIR に就任。監督作『マイマイ新子と千年の魔法』(09)、『この世界の片隅に』(16)、『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』(19) などで、膨大な史料から実証的に構成した「その時代とその土地」を描く方法をとる。『この世界の片隅に』では、戦時中を実際に体験した世代から「最も当時の空気を描き出している」と評価された。
現在、この手法を延長して、『枕草子』などの平安時代中期の多数の文献をもとに、疫病と政治的混乱の中に生きた千年前の人々を描く新作『つるばみ色のなぎ子たち』を制作中。
申し込み方法
以下のフォームよりお申し込みください。
https://forms.office.com/r/cRrR07kCC8
申込締切日:2024年10月21日(月)
・お申し込みフォームから締切日までにお申し込みください。
・お申込にあたっては以下の情報をご提供いただきます。
①氏名(フリガナ) ②電話番号 ③メールアドレス
なお、お申し込みは、お一人様1回限りとさせていただきます。
同時に複数名でのお申し込みは受け付けられませんので、ご了承ください。
抽選の結果は、10月25日(金)までにメールにてお知らせいたします。
この日を過ぎても結果連絡が届かない場合はお手数ですが、お電話にてご連絡ください。
(当館からのメールが「迷惑メールフォルダ」等に自動的に振り分けられてしまうことがあります。届かない場合には、一度お確かめください。)
※この申し込みを通じて得た個人情報は、連絡業務のみに使用させていただきます。
※自然災害により交通機関等への影響が予想される場合は、講演会を中止することがあります。
※賛助会にご入会の方は優先的にご招待いたします。
問い合わせ先
管理部学術情報課社会連携係
TEL:050-5533-2910
メールアドレス:jigyou[at]nijl.ac.jp(送信時に、[at]を@に置き換えてください)