講演会「源実朝の歌はなぜ心を打つのか」

日時:令和4年(2022年)12月2日(金)
18:30~19:45
場所:当館YouTubeチャンネルからライブ配信
事前申込不要
こちらからアーカイブ動画を公開しています
https://youtu.be/m9CxX38fY0I
主催:国文学研究資料館
助成:独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁



講演内容:
題目:源実朝の歌はなぜ心を打つのか
講師:渡部 泰明
鎌倉幕府第三代将軍源実朝の和歌は、七五〇首余りが残されているにすぎませんが、中世にも、近世にも高く評価され続けました。そしてなにより近代になって、それを上回る、驚くほどの関心と賛辞が寄せられました。正岡子規、斎藤茂吉、小林秀雄、太宰治、吉本隆明......近代を代表するような文学者や思想家が、彼について、熱をこめて語りました。実朝の、何がそうさせたのでしょうか。実朝自身が何をどのように詠もうとしたのか、旅にまつわる歌を手掛かりにして、彼の表現者としての原点に立ち戻り、考えてみたいと思います。
講師紹介:
■渡部 泰明(国文学研究資料館長)
1957年、東京都生まれ。
東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。フェリス女学院大学助教授、上智大学助教授、東京大学教授を経て、現在国文学研究資料館長。東京大学名誉教授。
専門は和歌文学。著書に、『中世和歌の生成』(若草書房)、『和歌と何か』(岩波新書)、『古典和歌入門』(岩波ジュニア新書)、『中世和歌史論 様式と方法』(岩波書店)、『和歌史 なぜ千年を越えて続いたか』(角川選書)などがある。
2022年NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の和歌考証を担当。
問い合わせ先
管理部学術情報課事業係
TEL:050-5533-2984
メールアドレス:jigyou[at]nijl.ac.jp(送信時に、[at]を@に置き換えてください)
