研究展示「江戸の「表現」-浮世絵・文学・芸能-」
会 期:平成24年10月17日(水)~11月20日(火)
休室日:10月21日(日)、22日(月)、27日(土)、28日(日)、11月4日(日)、5日(月)、10日(土)、11日(日)
開室時間:午前10時~午後4時30分※入場は午後4時まで
場 所:国文学研究資料館1階展示室
入場無料
展示のみどころ
日本人が大好きだった「表現」のいろいろ。現代ではほとんど忘れられていますが、時々思い出したかのように、私たちの目の前に浮上します。
今回の展示は江戸時代までの独特な表現様式に注目しました。現代の表現様式とは少し異なっていますが、私たちの心の琴線にふれるさまざまな作品を、浮世絵・文学・芸能の分野を超えて総合的に研究した成果の展示です。
例えば、歌合わせとしての扇の草子や職人歌合、役者見立絵の発生、歌仙絵の展開、ことばの見立てである地口や尽くし物、さまざまな評判、開帳や見世物などを、歴史的展開や中国学芸からの影響、分野を超えての交流なども視野に入れて展示します。
これは平成22~24年度の特定研究「近世的表現様式と知の越境―文学・芸能・絵画による総合研究」の研究成果を展示するものです。
主な展示資料
扇の草子屏風(当館蔵)
鳥居派「役者大首絵尽し」(千葉市美術館蔵)
勝川春章画「東扇 初代中村里好の女だて かつしかのお十」(東京国立博物館蔵)
松会版 歌仙金玉抄(個人蔵)
鈴木春信画「中納言兼輔」(当館蔵)
三代歌川豊国画「見立三十六歌撰」(町田市立国際版画美術館蔵)
絵本見立仮譬尽(当館蔵)
狂文宝合記(当館蔵)
句兄弟(当館蔵)
新句兄弟(個人蔵)
おもはく歌合(当館蔵)
杉山肥前掾人形芝居小屋前の図(当館蔵)
関連行事
ギャラリートーク
10月20日(土) 14時~14時30分
11月 3日(土) 11時30分~12時
11月18日(日) 13時30分~14時
※終了時間は予定です。
場所:国文学研究資料館 展示室
シンポジウム「江戸の「表現」-浮世絵・文学・芸能-」
日時:平成24年11月3日(土・祝)13:30~17:00
場所:国文学研究資料館 2階 大会議室
聴講無料、定員120名 ※事前申し込みが必要です。応募者多数の場合は先着順とさせていただきます。
詳細はこちらをご覧ください。
展示替えについて
一部の作品は、文化財保護のため展示替えを行います。
展示期間の詳細は、出品目録をご覧ください。
国立大学フェスタ2012
本催しは、「国立大学フェスタ2012」の事業の一環として実施されます。
※詳細は、国立大学協会ホームページをご覧ください。(外部のページへ移ります)