大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国文学研究資料館

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源氏物語絵巻 24図 (げんじものがたりえまき)

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【解題】
[当館請求記号 ヨ3-21]

源氏絵24図がランダムに貼られた巻子本(1軸)。1図の大きさは、縦30.0×横34.0センチ。源氏絵の中では、大型の部類に属する。もともと54枚(もしくは60枚)セットの源氏絵であったものが、別れてしまい、後に巻子本にされた、と想定される。

桃山時代~江戸時代初期の制作か。場面選択は、他の源氏絵に近似するものが多いが、まま、独自の場面選択・独自の構図が見られる。顔の描き方などは、奈良絵風の稚拙さを漂わせている。雲霞に金を塗らず、素地のままになっているのも特徴。汚損・剥落が目立つのが惜しまれる。

画像1枚目は、「胡蝶〈こちょう〉」巻の1場面。逝く春を惜しみ、六条院では、池に龍頭鷁首〈りょうとうげきしゅ〉の船を浮かべ、翌日には、蝶と鳥に扮した女童たちに舞を舞わせる。画像2枚目は、「常夏〈とこなつ〉」巻の1場面。夏の暑い日、釣殿で涼をとる光源氏と、夕霧、内大臣の子息たち。その前では、桂川の鮎〈あゆ〉が調理されている。

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