国際共同研究
目次
共同研究による著書、論文は、下記リンクをご覧ください。
江戸時代初期出版と学問の綜合的研究
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研究期間
- 平成27(2015)年度~平成29(2017)年度
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研究代表者
- ピーター・コーニツキー(ケンブリッジ大学 名誉教授)
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研究の概要
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欧州、北米、韓国、台湾など各地の研究者や司書と協力してその所在のデータを収集し(近世初期に享受された医学書・和算・暦などの技術書、当時の需要に基づいて多産された仏書を含む)、コーニツキー版欧州日本古書総合目録の充実を図った。
また、「古活字版の研究」「和解・抄本・諺解などの俗語訳の状況の整理と研究」「附訓本の研究」を行い、江⼾時代初期の出版の実態の把握とそれを通して広がる知識の様相についての検討を行った。
境界をめぐる文学―知のプラットフォーム構築をめざして―
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研究期間
- 平成27(2015)年度~平成29(2017)年度
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研究代表者
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ハルオ・シラネ(コロンビア大学 教授)平成27(2015)~平成28(2016)年度
今西 祐一郎(国文学研究資料館 名誉教授)平成29(2017)年度 -
研究の概要
- 「境界」をテーマとする共同研究を実施するとともに、研究成果を国際的に共有し得るプラットフォームの構築を達成する手段として、英⽂オンライン・ジャーナル『Studies in Japanese Literature and Culture』(SJLC)を創刊し、当該研究成果を発信した。
UC バークレー所蔵古典籍資料のインスタレーションとキュレーション
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研究期間
- 平成30(2018)年度~令和2(2020)年度
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研究代表者
- ジョナサン ズイッカー(カリフォルニア大学バークレー校 准教授)
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研究の概要
- C.V.スター東アジア図書館所蔵の三条西家旧蔵和歌懐紙を分析し、その成果の発信についてコンピュターサイエンスの研究者、図書館情報学の識者等との共同研究を行うことで体系的な理解を目指し、「新日本古典籍総合データベース」の資料をベースに、世界的利用に供するデータの集積とインスタレーションの構築を行った。また、オンライン上で日米の研究者・大学院生が注釈的な読み込みと共同研究を行う環境を整え、相互の理解を深めつつ、作品に対するキュレーションの実体験に基づく双方向的研究成果の発信を行った。
中近世日本における知の交通の総合的研究
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研究期間
- 平成30(2018)年度~令和2(2020)年度
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研究代表者
- ダヴァン ディディエ(国文学研究資料館 准教授)
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研究の概要
- 日本における宗教や儒教をはじめとする学問や思想は、東アジアにおける長きに亘る文化交流によって形づくられた。すなわち、日本語の歴史的典籍には、前近代において東アジアが共通して所有していた知、いわば「共有知」が含まれているという新たな視点から、分野横断的に「知の交通を目的とした双方向的テクスト」としてそれらを再発見し、日本文化史の中に位置づけなおすことを目的として、その特質を考究した。
古典芸能における身体―ことばと絵画から立ち上がるもの―
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研究期間
- 平成30(2018)年度~令和2(2020)年度
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研究代表者
- ボナヴェントゥーラ ルペルティ(ヴェネチア カ・フォスカリ大学 教授)
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研究の概要
- 古典芸能を演ずる⾝体性、⽂学作品享受における⾝体性が表す歴史的・社会的な意味、芸能のドラマトゥルギーに関係する⾝体性、話芸の中での⾝体性等についての共同研究を実施した。
画像に紐付くメタデータ生成に関する協同研究
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研究期間
- 令和3(2021)年度~令和5(2023)年度
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研究代表者
- 山本和明(国文学研究資料館 教授)
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予算配分先機関
- 【unit-A】実践女子大学
【unit-B】上智大学 -
研究の概要
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国書DBに掲載された画像に紐付くメタデータ生成に関して、
・unit-A「コンテンツのメタデータ生成(教材化を含む)に関する研究」及び
・unit-B「画像を利活用するツール開発に関する研究」
として国内外の機関との共同研究を実施した。