・こくぶんけんトークとは?
当館の研究者が会話をしながら講座を行い、研究の概要に触れていただくイベントです。
題目:『源氏物語』をよんだ中世人―解釈の揺れはいかに生まれたか―
講師:川上 一(当館助教)
コーディネーター:中西 智子(当館准教授)
会場:国文学研究資料館2階大会議室
定員:30名(要事前申込・先着順) 【参加無料】
*参加申込は以下のURLからお願いいたします。
*席に余裕がある場合、当日申込も受け付けます。
https://forms.gle/HhHN4Mc2UAtP1mPs9
【トーク要旨】
『源氏物語』はおよそ1000年前に成立し、今に読み継がれてきた物語です。全54巻、約100万字におよぶ長大なストーリーには、読み手によって解釈を異(こと)にする場面も少なくなく、なかには現在に至るまで決着をみないものまで存在します。今回のこくぶんけんトークでは、こうした解釈の対立・揺れが、いつ、いかにして生じたのか、古来解釈の分かれる1首の作中歌「そでぬるる」(紅葉賀巻)を例に、しばらく考えてみたいと思います。この歌の解釈に対立がおこるのは、中世・室町時代。その要因には、単なる物語(ストーリー)の理解だけでなく、当時の和歌や連歌の表現に関わる問題が介在しているように思います。中世人(ちゅうせいびと)はいかに「源氏」を読んだのか、その享受の一端をご紹介します。
【参加いただく際の注意事項】
●本イベントは録画し、後日、当館YouTubeチャンネルから公開いたしますので予めご了承ください。
●参加者は先着順で決定いたします。電子メール(jigyou@nijl.ac.jp)にて決定通知を御連絡いたしますので、受信設定をお願いいたします。
※ご登録いただいた個人情報については厳重に管理を行い、国文学研究資料館の事業以外の目的で使用することはありません。
※本イベントへの反社会的勢力の参加はお断りいたします。
お問い合わせ
国文学研究資料館 社会連携係 メールアドレス:jigyou[at]nijl.ac.jp([at]を@に置き換えてください。)