―国際日本文学研究ワークショップ― (English)
国文学研究資料館は、古典籍などの文献資料を対象とした研究に関心のある方を対象に、一次資料の利用方法、取り扱いの方法、および研究への応用をテーマとした対話型のワークショップを開催します。特に大学院生と若手研究者の参加を歓迎します。2020年度は11月以降に3回の開催を予定しています。
[A] 11/4の初回セッションに関する情報、および、[B] ワークショップシリーズとその目標の概要を簡単に説明します。
[A] 文献資料ワークショップ: セッションI
トピック:和刻本漢籍
講師:山本嘉孝(国文学研究資料館 研究部 准教授)
日時:11月4日 (水) 午前9時~午前11時(東京時間)
会場:Zoomを用いたオンライン開催(すべてのセッションはライブで行われ、録画されません)
概要:「同時代資料の調べ方 ― 和刻本漢籍を例に」
文学研究には、著者や同時代の読者が目にした可能性の高い同時代資料を活用することが不可欠です。江戸~明治時代の和刻本漢籍(『論語』、『古文真宝』、『唐詩選』等)を例にお話します。
※セッションII・IIIは11月下旬から12月中旬に「絵巻」「江戸の版本」を素材として開催することを予定しています。
[B] 文献資料ワークショップについて
概要:各2時間のワークショップは、異なるカテゴリーの文献資料(巻物、写本、絵巻、版本など)に焦点を絞り、それぞれの分野の専門研究者が研究資料の調査方法について説明した上で質疑応答を行います。
前半:オリエンテーション(1時間)
最初の1時間は講師によるプレゼンテーションを行います。文献資料に関する一般的な説明と、具体的な事例を用いた説明を行います。
後半:Q&Aセッション(1時間)
後半の1時間はQ&Aセッションを設けます。参加者は前半のオリエンテーションで取り上げられた文献資料について質問することができます。一般的な質問でも、専門的・個別的な質問でもかまいません。
備考:
各セッションは日本語を使用言語として行われます。人文科学の研究に携わっている方や、これから古典籍等の文献資料を扱う方を対象としますが、資料に関する個別の専門知識や準備は参加前に必要ありません。
登録・問い合わせ:
参加費は不要でレビュープロセスはありません。ご連絡いただければ、Zoomリンクを11月3日までにお送りいたします。(1) お名前、 (2)ご所属、 (3)興味のある研究テーマを記載したメールを下記のアドレスにお送りください。
icjl@nijl.ac.jp