(English)
国文学研究資料館は、古典籍などの文献資料を対象とした研究に関心のある方を対象に、一次資料の利用方法、取り扱いの方法、および研究への応用をテーマとした対話型のワークショップを開催します。特に大学院生と若手研究者の参加を歓迎します。2021年度は4月以降に3回の開催を予定しています。
[A] 4/27に開催される「セッションⅣ」に関する情報、および、
[B] ワークショップシリーズとその目標の概要を簡単に説明します。
[A] 文献資料ワークショップ: セッションⅣ
トピック:禅宗の仮名法語
講師:ディディエ・ダヴァン(国文学研究資料館 研究部 准教授)
日時:4月27日 (火) 午前9時~午前11時(東京時間)
会場:オンライン開催(Zoomを使用し録画されません)
概要:「仮名法語-中近世の仏教入門書―」
「仮名法語」と呼ばれている文献は必ずしも同質のジャンルを成していませんが、共通点としては仏教入門書であると言うことが出来ます。本ワークショップでは、簡単な概論を述べたあとに、臨済宗の仮名法語から具体例を見ながら仮名法語を紹介するとともに、仏教用語の調べ方や仏典の扱い方などについて簡単にお話します。
※セッションV・VIは6月~9月に開催する予定です。
[B] 文献資料ワークショップについて
概要:各2時間のワークショップは、異なるカテゴリーの文献資料(巻物、写本、絵巻、版本など)に焦点を絞り、それぞれの分野の専門研究者が研究資料の調査方法について説明した上で質疑応答を行います。
前半:オリエンテーション(1時間)
最初の1時間は講師によるプレゼンテーションを行います。文献資料に関する一般的な説明と、具体的な事例を用いた説明を行います。
後半:Q&Aセッション(1時間)
後半の1時間はQ&Aセッションを設けます。参加者は前半のオリエンテーションで取り上げられた文献資料について質問することができます。一般的な質問でも、専門的・個別的な質問でもかまいません。
備考:
各セッションは日本語を使用言語として行われます。人文科学の研究に携わっている方や、これから古典籍等の文献資料を扱う方を対象としますが、資料に関する個別の専門知識や準備は参加前に必要ありません。
登録・問い合わせ:
参加費は不要でレビュープロセスはありません。こちらのページからご登録いただければ、4月23日までにZoomリンクをお送りいたします。
その他のお問い合わせは下記のアドレスにお送りください。
icjl@nijl.ac.jp