(English)
「文献資料ワークショップ」とは、国文学研究資料館(NIJL)とアメリカ・カナダ大学連合日本研究センター(IUC)との共催のもと、年に数回行われるワークショップのシリーズです。日本古典籍の研究に関心のある方を対象に、一次資料の利用方法、取り扱い方、および研究への応用をテーマとした対話型のワークショップで、特に大学院生と若手研究者の参加を歓迎します。2022年度は計2回、11月(セッションVII)と1月(セッションVIII)に開催されます。
<文献資料ワークショップ「セッションVII」>
トピック:日本近代の文例集
講師:多田蔵人(国文学研究資料館)
日時:11月4日 (金) 15時~17時(東京時間)
会場:国文学研究資料館(&オンライン)
※1 開催形態は一部ハイブリッド式(当館での対面開催を基本とし、前半のみをZoom経由で配信(録画ナシ))
※2 セッションVIIは、感染対策のため、対面参加を国文学研究資料館とIUCの関係者に限定
使用言語:日本語
概要:「「文体」を調べる本-日本近代の文例集」
日本の近代(1868~)は、文章(文体)の激しい変動期にあたります。とくに明治大正期には、新たに流入した文章ジャンルや古くから存在した文章ジャンルについての作法書や名文集、文例集、語彙集などが盛んに出版されました。これらの本を文学資料として活用してみると、詩や小説の「文体」を、様々なジャンルで規範化したスタイルの集積として見直すことができるようになります。styleを実証するための本として、文例集を活用してみることにしましょう。
<開催詳細について>
概要:各2時間のワークショップは、毎回異なるカテゴリーの文献資料(巻物、写本、絵巻、版本など)に焦点を絞り、その案内を行います。
・前半:オリエンテーション(1時間) ※ハイブリッド式(対面参加+Zoom配信)
最初の1時間は、実例に基づきながら専門研究者がその資料ジャンルの基本知識や調査方法等について説明します。
・後半:オープンフロア(1時間) ※対面参加のみ
後半の1時間で、オリエンテーションで取り上げられたジャンルの様々な実例を活用し、講師は案内して、参加者は資料に触れ、自由に質問することができます。
<事前登録(※前半のZoom配信用)>
こちらのページからご登録いただければ、11月1日までにZoomリンクをお送りいたします。
<問い合わせ>
icjl@nijl.ac.jp