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アーティスト

川上 弘美(小説家)

川上 弘美(小説家)
<プロフィール>

東京都生まれ。1996年『蛇を踏む』で芥川賞、1999年『神様』でドゥマゴ文学賞、紫式部文学賞、2000年『溺レる』で伊藤整文学賞、女流文学賞、2001年『センセイの鞄』で谷崎潤一郎賞、2007年『真鶴』で芸術選奨文部科学大臣賞、2015年『水声』で読売文学賞、2016年『大きな鳥にさらわれないよう』で泉鏡花文学賞を受賞。2016年「日本文学全集」(池澤夏樹編)において『伊勢物語』を新訳。2019年、紫綬褒章受章。

<就任期間>

2017年10月~2020年3月

ないじぇる芸術共創ラボでの主な活動

『伊勢物語』をモチーフにした小説『三度目の恋』は、『婦人公論』での48回(2018年1月23日号~2020年2月10日号)の連載を終え完結を迎えました。
「ないじぇる芸術共創ラボ」において、平安時代の散文や和歌を専門とする研究者とのワークショップを重ねる中で着想や、細部の表現を検討される様子などについて、エッセイ「遠い旅」(文藝 2020年夏季号)のなかで、触れています。

川上弘美さんへの5つの質問

川上さんがないじぇる芸術共創ラボに参加してくださってからおよそ1年が経過しました(2018年12月時点)。
現在取り組んでおられること、ラボに参加して感じたことなどについて、古典インタプリタがたずねました。

Q1.「ないじぇる芸術共創ラボ」の中で取り組んでおられるテーマを教えてください

A. 伊勢物語

Q2. 「ないじぇる芸術共創ラボ」で最も印象に残っている事柄(WS内容や資料、人物、イベントなど何でも)は何ですか

A. 先生がたからのレクチャーと、鉄心斎文庫コレクション展1

Q3. 「ないじぇる芸術共創ラボ」に参加して、ご自身の創作活動にどのような影響がありましたか

A. 古典の世界が、遠いものではなく、今の日本の文学と、直接につながっているという感覚を持つようになりました。

Q4. 「ないじぇる芸術共創ラボ」に期待することは何ですか

A. 研究者と、表現者をつなぐ場所、機会。

Q5. 「ないじぇる芸術共創ラボ」に参加した感想や今後の抱負についてお聞かせください

A. 伊勢物語研究や、その周辺の時代の文学の研究をおこなっている、第一線の先生方がレクチャーをしてくださるというので、最初はとても緊張していたのですが(先生に教わる学生のような気分に……)、実際にお話をうかがうと、先生がたの柔軟な考え方が心地よく、たくさんの刺激を受けました。いちばん嬉しかったのは、先生方は、業平のことを、史実の中の、あるいは文学の中の抽象的な存在として考えていらっしゃるのではなく、友人のように、親類のように、隣人のように考えていらっしゃることでした。まるで今も生きている人物のように業平について話すことができて、古典の世界がぐっと身近になったことでした。

1 国文学研究資料館特別展示「伊勢物語のかがやき―鉄心斎文庫の世界―」(2017年10月11日~12月16日)

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