事業活動
調査と画像収集、資料・データ活用
日本文学及び関連する資料につき、その所在や書誌等の情報を調査して集約した上で、情報を収集・整理し、その情報を研究者に向けて発信することを基幹の業務として行っています。
購入、あるいは寄贈・寄託された原本(古典籍や古文書の現物)は、害虫処理などを施し、整理した上で書庫内に配架し、適切に保存しています。
全国の大学等に所属する研究者を〈地域資料専門員〉として委嘱し、資料の所在情報や書誌情報を調査しています。そこで得られた情報は、研究者向けに発信し、研究等に資するよう利活用しています。
国内外の所蔵機関や個人が所有する資料につき、デジタル画像と書誌情報を作成しています。
専門家育成
図書館員等を対象とした書誌学の基礎的な専門知識や整理方法の技術修得のための日本古典籍講習会を開催しています。また、1952年に文部省史料館が近世庶民取扱講習会を開催して以来、史料管理学研修会、アーカイブズ・カレッジと名称を変更して、史料保存利用機関におけるアーカイブズの保存と利用サービス等の業務を担う専門職員(いわゆるアーキビスト)の養成を推進しています。
国際交流
日本の文学は世界中で研究されています。多様な研究の視野と手法を共有して日本の文学を見つめることは、日本文学研究の大切な課題です。このような認識のもとに、当館では国際連携部を設置し、国際交流活動の活性化を図るとともに、国内外における研究集会やシンポジウム、日本古典籍を研究資源としたセミナーを開催するなど、積極的な活動を行っています。
社会連携
研究成果の社会還元を推進するとともに、様々なイベントを開催しています。「ないじぇる芸術協創ラボ」ではアーティストや翻訳家と連携した研究成果の発信、「ぷらっとこくぶんけん」では多摩地域の学術・文化の発展に寄与することを目指しています。
ないじぇる芸術共創ラボは、文化庁の「戦略的芸術文化創造推進事業」を受託し、国文研で培ってきた古典籍の数々と専門家によるネットワークを研究者コミュニティの外側に開放しようとするものです。
開放することで、私たちの時代に新しいモノと文化の創成が望めるのではないかと期待しています。
多摩地域における学術・文化の発展に関する事業を継続的に実施するために、国文学研究資料館を中心に各会員団体で構成するプラットフォームです。
出版物
当館について
ニュースレター
研究成果:ウェブで閲覧可能(リポジトリ)
リポジトリサイトで閲覧・ダウンロード可能です。
紀要
調査研究報告
史料目録
Studies in Japanese Literature and Culture(英文オンライン・ジャーナル)
国際日本文学研究集会会議録(第1回~第43回)
展示図録