古典籍データ駆動研究センター
「古典籍データ駆動研究センター」(The Center for Data-Driven Research on Premodern Japanese Texts,以下 Data Driven に基づく略称「DDセンター」という。)は、加速する実体社会のデジタル化への対応やオープンサイエンスとデータ駆動型研究等の推進という新たな研究システムの構築などに取り組むため、人文学分野の研究者と情報学・自然科学分野の研究者との協働によって、他分野と協働し得る課題解決型の人文学研究の創出を目指して、2022年4月に当館に設置されました。
DDセンターでは、「研究基盤整備部門」及び「データ駆動型研究推進部門」の2つの部門を設置し、「データインフラストラクチャの構築」、「人文系データ分析技術の開発」、「コンテンツ解析からの展開」、「マテリアル分析・解析」の4つの研究分野を推進しています。
また、令和6年4月に開始した大規模学術フロンティア促進事業「データ駆動による課題解決型人文学の創成―データ基盤の構築・活用による次世代型人文学研究の開拓―」において、DDセンターは、プロジェクト推進室のもとで基幹事業センター及び基盤データセンターと緊密に連携し、事業の推進に必要となる研究開発を中心となって担っています。
組織図
構成員
大山 敬三 センター長
神作 研一 副センター長
菊池 信彦 副センター長
木越 俊介 教授
西村 慎太郎 教授
山本 和明 教授
藤田 悟 客員教授
守岡 知彦 准教授
西口 正隆 准教授
松原 哲子 特任准教授
竹内 綾乃 特任助教
大和 あすか 特任助教
主な活動実績
国文研プロジェクト型共同研究の実施
国文研プロジェクト型共同研究を実施。若手・シニア研究者を交えた定期的なブリーフィング
若手研究者とシニア研究者、大学院生、技術職員、司書職員等を対象とし、外部の研究者を講師として招へいし、積極的なアドバイスやコメントを得る場を設置、定期的に開催(2022~25年度で12回)。2023年度以降は、人文学のためのデータ構造化セミナー(学術研究のDX化への対応と新たな研究手法を習得した人材の育成を目指し、人文学の若手研究者を主たる対象として幅広い研究者へ向けたセミナー)として開催するとともに、2025年度には日本文学等の人文学研究者を対象に、データの入手、事前処理、及び分析・可視化の一連の流れを実践的に学ぶ「データ駆動型人文学研究入門」を開催した。
研究データの公開
古典籍データ駆動研究センターのウェブサイトを通じて研究活動を発信するとともに、「『廣瀬本万葉集』のTEI/XMLデータ」や「嘉禄二年本『古今和歌集』の翻刻およびTEI /XMLデータ」等の研究資源を提供。国内外の学会等における研究成果等の発信
・絵入本ワークショップXⅣプログラムにおいて、発表を行うとともにマテリアル分析のデモンストレーションを実施(韓国・蔚山大学、2024年12月21日・22日)。・第34回日本資料専門家欧州協会(EAJRS)年次大会において、AIを用いたOCR処理による古典籍画像データのテキストデータ化等について発表(ブルガリア・聖クリメント・オフリツキ・ソフィア大学、2024年9月11日~14日)。
・日本デジタル・ヒューマニティーズ学会(JADH)の年次国際大会JADH2023を、ホスト機関としてオンライン開催(2023年9月20日~ 22日)。
・上記JADH2023の関連イベントとして、ワークショップ「研究者とライブラリアンとの対話:データ駆動型人文学の推進に向けたラウンドテーブル」を開催(2023年9月20日)。
・上記JADH2023の関連イベントとして、国際シンポジウム”Exploring Possibilities for Data-Driven Research in East Asian Studies”を開催(2023年9月21日)。
・マテリアル分析・解析に関する国際シンポジウム「草双紙研究の近未来―分離融合研究の成果 第二回―」を、実践女子大学文芸資料研究所と共催(後援:レーザーテック株式会社)(2023年12月17日)。
・ 2025年度中世文学会春季大会シンポジウム「古典とデータ駆動」/発表「繋がる古典籍データの残し方」(鶴見大学記念館・記念ホール、2025年5月31日)
・ 情報知識学会第33回(2025年度)年次大会シンポジウム「古今東西のデジタル・フィロロジーの世界」発表「データで再考する平安仮名文学」(筑波大学、2025年5月31日)
・ PALA(詩学言語学会) Conference 2025/研究報告「A Corpus-Driven Approach to Stylistic Differences in Classical
Japanese Literature –What Makes Stylistic Differences in Heian Kana Literature?」(英国・アストン大学、2025年7月12日)
・ DH2025(国際学術会議「Digital Humanities Conference 2025」)/ポスター発表・研究報告「Towards the “Model Building in the Humanities through Data-Driven Problem Solving” based around the Japanese Literary Studies」(ポルトガル・ノヴァ大学、2025年7月16日)等
その他
・コンテンツ解析からの展開に関する公開セミナー「歴史資料を活用した減災・気候変動適応に向けた文理融合研究の深化」を、茨城大学地球・地域環境共創機構(GLEC)と共催(2024年3月14日)[更新中]
