第13回日本古典籍セミナー

日 程:2025年3月1日(土)
会 場
:オンライン開催
テーマ
:「後宮・后妃・宮仕え―王朝文学の育まれた環境―」

趣旨説明:数々の古典を誕生させた平安宮廷・後宮といった(人的・物理的な)環境について考える。優れた作品を輩出させた当時の貴族女性たちの実際の在り方に迫りつつ、作品執筆および作品内容の舞台ともなったこの特殊な 「場」に即し、王朝文学を語る際の前提を問い直す。

【講師】栗本賀世子(慶應義塾大学准教授)
【講師紹介】 研究対象は『源氏物語』などの平安朝物語文学。著書に『平安朝物語の後宮空間』(武蔵野書院、第16回紫式部学術賞受賞)、『源氏物語の舞台装置』(吉川弘文館)がある。

 

【講師】田渕句美子(早稲田大学教授)
【講師紹介】 研究対象は平安時代から鎌倉時代にかけての女房文学・和歌文学。著書に『女房文学史論―王朝から中世へ』(岩波書店、二〇一九年)、『百人一首―編纂がひらく小宇宙』(岩波新書、二〇二四年)など。

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