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映画の作り手が提示する『枕草子』の解釈とともに、1000年の時をつなぐ創作者の矜持と熱意を、是非ご覧ください。
アニメーション映画監督・片渕須直氏と2回目のトークイベントを開催します。
1回目のトークイベントの動画を公開中です
創作にあたって緻密な考証を行うことで知られる片渕氏は、新作で千年前、『枕草子』が執筆された時代を生きた人々の物語を描こうとしています。
『枕草子』を紐解くと、中宮定子や清少納言たちが複数の場所を転々としていたことが記されています。彼女たちがいた「空間」は、具体的にいかなる建物、構造だったのでしょうか。そしてそこを舞台に織りなされた人間模様はいかなるものだったのでしょうか。
トークの第一部では、片渕氏が再現を試みる「平安という空間」を軸に、創作の秘話を披露していただきます。
さらに第二部では、物語絵に描かれた住空間・住まい方・住宅観などを研究している赤澤真理氏(大妻女子大学専任講師)との対談を通して、それぞれの分野で作品に描かれた「空間」に迫ってきたお二人に、独自の視点で作品を深読みする可能性と楽しさを語り合っていただきます。
日時 | 2022年10月29日(土)14時開演(13時開場、16時終了予定) | ||||||
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会場 | スペースFS汐留 (東京都港区東新橋1-1-16 汐留FSビル3F)マップ | ||||||
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お申込みについて |
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登壇者片渕 須直

アニメーション映画監督、日本大学芸術学部特任教授・上席研究員
1960年生まれ。監督作はTVシリーズ『名犬ラッシー』(96)、『BLACK LAGOON』(06)、長編『アリーテ姫』(01)、 『マイマイ新子と千年の魔法』(09)、『この世界の片隅に』(16)、『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』(19)など多数。
現在、疫病の中に生きる千年前の人々を描く次回作を制作中。
登壇者赤澤 真理

大妻女子大学 家政学部ライフデザイン学科専任講師
専門は日本住宅史。平安時代の物語・絵画に示された日本の住まいとしつらいに関する研究。
著書に『源氏物語絵にみる近世上流住宅史論』(中央公論美術出版、 2010)、『御簾の下からこぼれ出る装束―王朝物語絵と女性の空間―』(ブックレット書物をひらく19、平凡社、2019)。
司会黄 昱

国文学研究資料館特任助教(古典インタプリタ)
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