第10回日本古典籍セミナー

日 程:2022年3月19日(土)
会 場:オンライン開催
テーマ:「江戸時代の大衆文化-浮世絵・戯作・書肆-」

第一部:世界のコレクション紹介
・南清恵(ホノルル美術館)
 「ホノルル美術館所蔵浮世絵ハイライト」 (PDF:7MB)
・岡崎礼奈(東洋文庫)
 「東洋文庫の古典籍コレクション」 (PDF:768KB)

第二部:講演
「戯作と浮世絵」
【講師】板坂則子(専修大学)
【講演要旨】鈴木春信によって見出された多色摺りの木版「錦絵」の技法は、瞬時に磨き上げられて、歌麿や清長、北尾派の絵師たちが続々と出現しました。この時期はそのまま戯作(江戸後期小説)の進展期と重なります。共に大衆文化である戯作と浮世絵は密接な関係を持ち、多くの浮世絵師は版本に関わってその技量を磨きました。絵師と戯作者、書肆の関係は極めて近しいと言えます。今回は、柳亭種彦と歌川国貞、曲亭馬琴と葛飾北斎、為永春水と溪斎英泉の三組を取り上げて、戯作者と画師の関わりを考察します。

・200名参加。第10回日本古典籍セミナー参加体験記(中国語)はこちらです。
「讲座回顾|江户时 代的大众文化:浮世绘、戏作、书肆」 (PDF:396KB) (刘嘉瑢氏)

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