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対談

『扇の草紙』翻訳コンテンツお披露目会|ピーター マクミラン氏 × ロバート キャンベル館長『扇の草紙』の魅力を語る
に代えて、対談をお届けいたします。

  • 2020年3月19日(木)
  • 会場:立川市 国文学研究資料館展示室

「デジタル発 和書の旅 「扇の草紙」翻訳コンテンツ Found in Translation 完成披露会」(2020年3月19日開催予定)は、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の感染拡大を考慮し、中止とさせていただきました。
ここでは、ピーター J マクミラン氏とロバート キャンベル氏による対談(日英)をお届けいたしますので、どうぞご覧ください。

ピーター マクミラン氏 × ロバート キャンベル館長『扇の草紙』の魅力を語る

【日本語版】

●第一部:
翻訳をとおして発見した日本文化の魅力

●第二部:
『扇の草紙』の和歌の見どころ

【English Version】

■Part 1
The Charm of Japanese Culture Found through Translation

■Part 2
Highlights from waka in Ōgi no Sōshi

デジタル発 和書の旅-「扇の草紙」翻訳コンテンツ Found in Translation 完成披露会

2020年325日(水) 18時30分開演(18時開場)

江戸東京博物館 小ホール 東京都墨田区横綱1-4-1 MAP

「扇の草紙」は、扇に描かれた「絵画」と、その周囲に書かれた「和歌」を一緒に読み解いていく作品群のことです。屏風や絵巻に整えられた作品の元、古の人々は絵画から和歌を言い当てたるなどの遊戯に興じたと言われています。今回お披露目する「扇の草紙」翻訳コンテンツには、国文学研究資料館が所蔵する屏風「扇の草紙」と、絵巻「阿不幾集」(室町時代成立、国文学研究資料館貴重書)の高精細画像と、書かれている和歌の原文、現代語訳、そして翻訳家ピーター マクミラン氏による和歌の英訳が搭載されています。マクミラン氏は、翻訳の過程で、英訳に苦労した点、工夫した点にこそ、日本文化の特質」を見出すことができる、と語られます。本コンテンツは、氏が感じた日本の自然美や、日本文化の魅力を、アニメーション技術や、音響効果を用いて解説することで、現代に生きる日本人のみならず、訪日外国人にとっても、日本の伝統芸能や歴史的建造物での文化体験を行う前に、容易に日本文化を学ぶことができる絶好の教材となっています。ロバート キャンベル氏とのトークセッションと合わせ、お楽しみいただけますと幸いです。

次第

  • 「扇の草紙」翻訳コンテンツの完成発表
  • 【翻訳コンテンツデモンストレーションと話 1】ピーター マクミラン
  • 【翻訳コンテンツデモンストレーションと話 2】ロバート キャンベル
  • トークセッション
     [ピーターマクミラン氏 × ロバートキャンベル館長]
  • 参加者による「扇の草紙」翻訳コンテンツ体験
定員
100名
定員に達し次第締め切り。
ご参加の可否については、メールの返信をもってお知らせいたします。
参加費
無料
お問い合せ
国文学研究資料館管理部学術情報課
  nijl_arts_initiative@nijl.ac.jp
主催
国文学研究資料館、凸版印刷株式会社
会場・アクセス
【電車をご利用の場合】
JR総武線両国駅西口下車徒歩3分
都営地下鉄大江戸線両国駅(江戸東京博物館前) A3・A4出口徒歩1分
【路線バスをご利用の場合】
都バス:錦27・両28・門33系統、または、
墨田区循環バス「すみだ百景すみまるくん・すみりんちゃん(南部ルート)」「都営両国駅前(江戸東京博物館前)」下車、徒歩3分
※「両国駅」とは別の停留所です。
ピーター J マクミラン氏

ピーター J マクミラン氏

国文学研究資料館 トランスレーター・イン・レジデンス(招聘翻訳家)・翻訳家・研究者・詩人・アーティスト

日本在住歴30年以上。アイルランドとイギリス両国の国籍を持つ。 アイルランド国立大学ユニバーシティ・カレッジ・ダブリンを首席で卒業後、同大学院で哲学の修士号、その後、米国で英文学の博士号を取得。プリンストン、コロンビア、オクスフォードの各大学で客員研究員として2年間を過ごす。現在は東京大学非常勤講師を勤める傍ら、日本と世界をつなぐ架け橋としての活動を精力的に展開している。

ウェブサイト http://peter-macmillan.com
2008年に英訳『百人一首』を出版し、ドナルド・キーン日本文化センター日本文学翻訳特別賞、日本翻訳家協会第44回日本翻訳文化特別賞を受賞。
著書に、Admiring Fields (自作の詩集)(Campanotto Editore, Italy, 2011)、The Tales of Ise (英訳『伊勢物語』) (Penguin Books, 2016)、『英語で読む百人一首』(文春文庫 2017)、One Hundred Poets, One Poem Each (英訳『百人一首(新訳)』) (Penguin Books, 2018)、『WHACK A WAKA』(英語版百人一首カルタ)(KAWADA, 2019.7)、『英語で味わう万葉集』(文芸新書 2019.12)がある。一般社団法人日本文化交流基金(Japan Cultural Institute)代表理事、株式会社月の舟 代表取締役、Pen America会員

ロバート キャンベル氏

ロバート キャンベル氏

日本文学研究者・国文学研究資料館長

近世・近代日本文学が専門で、とくに19世紀(江戸後期~明治前半)の漢文学と、漢文学と関連の深い文芸ジャンル、芸術、メディア、思想などに関心を寄せている。テレビでMCやニュース・コメンテーター等をつとめる一方、新聞雑誌連載、書評、ラジオ番組企画・出演など、さまざまなメディアで活躍中。2017年4月から現職。
ニューヨーク市生まれ。カリフォルニア大学バークレー校卒業。ハーバード大学大学院東アジア言語文化学科博士課程修了、文学博士。著書に『井上陽水英訳詞集』(講談社)、『東京百年物語』(岩波文庫、共編)他

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