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ホームないじぇるの活動・イベント ≫ 一冊対談集 クリエーターと語るこの国の古典と現代 第9回 渡部カンコロンゴ清花 × ロバート キャンベル 日本古典に現れる「共生」思考とプラクシス

NPO法人WELgee 代表の渡部カンコロンゴ清花氏を対談相手にお迎えしました。
寛齋先生遺藳かんさいせんせいいこう』、『牧民心鑑ぼくみんしんかん』、『安政午秋あんせいうまのあき 頃痢流行記ころりりゅうこうき』の古典籍を取り上げ、災害や貧困などに対する江戸時代における社会保障に触れ、「共生」思考について語り合います。
是非ご視聴ください。

(2022年12月23日収録 於:国文学研究資料館大会議室)

#1  難民って日本にいるの? 日本古典に現れる「共生」思考とプラクシス#1 難民って日本にいるの?
#2 江戸時代の共生を探る旅へ 日本古典に現れる「共生」思考とプラクシス#2
#3 民の貧困を伝えた詩 日本古典に現れる「共生」思考とプラクシス#3
#4 広まっていく共生思考 日本古典に現れる「共生」思考とプラクシス#4
#5 民衆救ったチラシ 日本古典に現れる「共生」思考とプラクシス#5

渡部カンコロンゴ清花

日本に来た難民の活躍機会を作り出すNPO法人WELgee 代表。
様々な背景を持つ子ども若者が出入りする実家で育つ。大学時代はバングラデシュの紛争地にてNGOの駐在員・国連開発計画(UNDP)インターンとして平和構築プロジェクトに参画。英語より得意なのはバングラの先住民族語。2016年に日本に逃れてきた難民の仲間たちとWELgeeを設立。難民認定わずか数十人という日本で、難民を社会を共に変革していくパートナーとして捉え、経験・スキル・意欲を活かした伴走型の就労事業「JobCopass」などを運営。グローバル・コンソーシアムINCO主催『Woman Entrepreneur of the Year Award 2018』グランプリ。Forbes 30 under 30のJapan / Asia 選出。サンデーモーニングコメンテーター。チャンピオンオブザチェンジ2020受賞。静岡文化芸術大学卒業、東京大学大学院 総合文化研究科・人間の安全保障プログラム 修士課程修了。Global Shapers Tokyo hub所属。トビタテ!留学JAPAN一期生。内閣府世界青年の船事業第24回代表青年。初めての1歳児育児に奮闘中!

ロバート キャンベル日本文学研究者

早稲田大学特命教授。早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)顧問。国文学研究資料館名誉教授。東京大学名誉教授。
近世・近代日本文学が専門で、とくに19世紀(江戸後期~明治前半)の漢文学と、それに繋がる文芸ジャンル、芸術、メディア、思想などに関心を寄せている。編著作に『日本古典と感染症』(角川ソフィア文庫、編著)、『東京百年物語』(岩波文庫、編)、『井上陽水英訳詞集』(講談社)などがある。

対談シリーズの趣旨

当館のロバートキャンベル名誉教授が年に数回実施する対談シリーズの企画です。毎回各界から1人のゲストをお呼びし、クロストークを展開します。
ゲストはスポーツ、メディア、食文化、音楽等各界で活躍する第1人者で、自らの知見と技を確立させるのに言葉と格闘する経験を持つ方々です。文字を通して他者の存在を知り、自分の思いを伝えることで手に入れたものは何か。回ごとに国文学研究資料館が所蔵する豊富な古典籍から1点を選び出し、ゲストと共有し、その1冊に触れた感想、感じたことを契機として人生を繙いていきます。
現代において日本の古典文学が人々にどのような力を与え得るのかについて、専門外の第1人者との対話をとおしてあぶり出すことを目ざします。

主 催 : 国文学研究資料館  多摩信用金庫  助 成 :独立行政法人日本芸術文化振興会/文化庁

お問合せ : 国文学研究資料館 学術情報課事業係 jigyou[at]nijl.ac.jp ([at]を@に置き換えてください。)

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