《報告》【速報】「歴史的典籍オープンデータワークショップ
~古典をつかって何ができるか!じんもんそん2015~」を開催

当サイトで以前から案内していたとおり、12月18日(金)に当館主催のアイデアソン「歴史的典籍オープンデータワークショップ」を京都で開催しました。当日は、45名の方に参加していただきました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
→「歴史的典籍オープンデータワークショップ~古典をつかって何ができるか!じんもんそん2015~」(http://www.nijl.ac.jp/pages/cijproject/ideathon.html)

第1部「歴史的典籍オープンデータを知る」では、まず初めに当館古典籍共同研究事業センターの山本和明副センター長が「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」の概要と今後の展望、古典籍のデジタル化に期待されることなどを説明しました。


次に、国立歴史民俗博物館の後藤真准教授と、当館の海野圭介准教授から、本年11月にオープンデータとして公開された国文研古典籍データセット350点の中で、特徴的あるいは面白いと思う資料の解説を中心に、オープンデータの紹介をしていただきました。

第2部は国立情報学研究所の大向一輝准教授をコーディネーターに迎え、「歴史的典籍アイデアソン」を実施しました。この時間は第1部の内容を踏まえつつ、「古典籍データで何ができるか?」「どういう新しい活用方法があるか?」という広い課題設定でのグループディスカッションを行いました。(1グループ5名ないし6名で、8グループが作られました。)
まずグループ内で自己紹介をしてもらい、それから先は自由にアイデアを出し、議論をしてもらう時間としました。30分のディスカッションと10分間の休憩を2セット行いましたが、休憩時間に入っても席を立つ人は少なく、ずっと活発な議論が続くなど、いずれのグループも楽しく白熱した検討が続いていました。
最後は各グループ2分間でのアイデア発表が行われました。そこでは、古典籍画像のデータバンクを作ろう、古典籍にかかれた料理を復元してみよう、といった様々なアイデアや、考えついたアイデアを実現するための方法(ソーシャルタギングや翻刻支援システムなど)も提案されていました。



今回のワークショップで出されたアイデアについて、国文研データベースへの実装が必ず行われるというわけではありませんが、私たち国文研スタッフが気づかなかった古典籍データの利用可能性をいろいろ教えてもらったイベントでした。
このアイデアソン実施を契機に、さらに国文研古典籍データセットが利用されることを期待しつつ、今後も古典籍というものを媒介にした様々なイベントを開催したいと考えていますので、引き続き当館イベントに是非ご注目ください。



*このワークショップは、「じんもんこん2015」(2015年12月19日,20日・於同志社大学)との併催イベントとして開催されました。

【参照リンク】
「国文研古典籍データセット」のダウンロードサイト

※このオープンデータは国立情報学研究所のご協力のもと、一般公開しております。
「国文研データセット簡易Web閲覧」
※国文研古典籍データセットについて、簡易に閲覧できるシステムを作成いただきましたので、ご紹介いたします(人文情報学研究所 永崎研宣先生の作成)。