明治十家絶句
関三一編の漢詩集。明治一一年(1878)、全二冊で刊行。康(こう)煕(き)綴(と)じ。社会的地位は決して高くなかったが、明治漢詩の隆盛に寄与した十人による絶句を収める。
著者 | 関三一 編 |
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年代 | 明治11年(1878)刊 |
分類 |
漢詩文
漢詩文は、欧化の風の吹いた明治時代になっても男子の教養の一環として重視され、相変わらず盛んでした。おびただしい数の撰集・個人の詩文集・作詩の参考書が刊行されています。明治初期には、特に森春濤・大沼枕山・小野湖山らの詩名がありました。春濤は清詩、枕山は宋詩、湖山は唐詩を宗とした点が対照的です。 各年代における漢詩文の変遷 |
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