東街道中門出魁とうかいどうちゅうかどでのさきがけ 四ッ家怪談よつやかいだん

尾上(おのえ)(ばい)(こう)作(花笠(はながさ)文京(ぶんきょう)代作)。(けい)(さい)(えい)(せん)画。中本(ちゅうほん)二編六巻。文政(ぶんせい)九年(1826)刊。鶴屋(つるや)南北(なんぼく)作『東海道(とうかいどう)四谷(よつや)怪談(かいだん)』の影響作。

著者 尾上梅幸おのえばいこう花笠文京代はながさぶんきよう) 作、渓斎英泉けいさいえいせん
年代 文政(ぶんせい)9年(1826)
分類 演劇(歌舞伎)

化政期(1804‐30)には鶴屋南北(四世)が登場、「生世話」(写実的な演出)というジャンルを確立させます。代表作は『東海道四谷怪談』(文政8年〈1825〉初演)、お岩の髪梳きの場面など、悲惨さを効果的に演出しました。展示本は、筋書きを挿絵入りで紹介した正本写し合巻の『東街道中門出魁 四ツ家怪談』(文政9年刊、初印本の外題は「名残花四家怪譚」)。

各年代における演劇の変遷
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