南総里見八犬伝
曲亭馬琴作の読本。全九輯一〇六冊。柳川重信ほか画。室町時代の豪族里見家の興亡を背景に、八犬士の活躍を勧善懲悪主義のもとに描いた長編伝奇小説。
著者 | 曲亭馬琴 作、柳川重信ほか 画 |
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年代 | 文化11年(1814) |
分類 |
小説(後期読本)
後期読本の典型は浪漫的長編小説で、主要作家は山東京伝(『桜姫全伝曙草紙』『昔話稲妻表紙』)と曲亭馬琴(『椿説弓張月』『南総里見八犬伝』)です。特に馬琴は、中国長編小説に影響を受け壮大な構成力に優れました。後期読本の大半は稗史物(半紙本)ですが、図会物(『源平盛衰記図会』/大本)や絵本物(『絵本忠臣蔵』)、中本物(『翁丸物語』)も出版されました。 各年代における小説の変遷 |
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