• 椿説弓張月 文化4年‐8年(1807-11)刊・後修 半紙本10冊 大坂河内屋茂兵衛等一一肆版の後修本

    文化4年‐8年(1807-11)刊・後修 半紙本10冊 大坂(おおざか)河内屋(かわちや)茂兵衛(もへえ)等一一肆版(しはん)

椿説弓張月ちんせつゆみはりづき

曲亭(きょくてい)()(きん)作の読本(よみほん)葛飾(かつしか)北斎(ほくさい)画。文化四年(1807)-八年(1811)刊。半紙本五編二八巻二九冊。「鎮西(ちんぜい)八郎(はちろう)為朝(ためとも)外伝(がいでん)」の角書(つのがき)の通り、弓の名手(みなもと)為朝(ためとも)の一代記。

著者 曲亭馬琴きょくていばきん 作、葛飾北斎かつしかほくさい
年代 文化4年(1807)から8年(1811)刊
分類 小説(後期読本)

後期読本の典型は浪漫的長編小説で、主要作家は山東京伝(『桜姫全伝曙草紙』『昔話稲妻表紙』)と曲亭馬琴(『椿説弓張月』『南総里見八犬伝』)です。特に馬琴は、中国長編小説に影響を受け壮大な構成力に優れました。後期読本の大半は稗史物(半紙本)ですが、図会物(『源平盛衰記図会』/大本)や絵本物(『絵本忠臣蔵』)、中本物(『翁丸物語』)も出版されました。

各年代における小説の変遷
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