• 昔話稲妻表紙 弘化3年(1846)刊・後修 大坂河内屋平七版

    弘化(こうか)3年(1846)刊・(こう)(しゅう) 大坂(おおざか)河内屋(かわちや)(へい)七版(しちはん)

昔話稲妻表紙むかしがたりいなずまびょうし

山東(さんとう)京伝(きょうでん)作の読本(よみほん)歌川(うたがわ)豊国(とよくに)画。文化三年(1806)刊。半紙本五巻六冊。不破(ふわ)名古屋狂言(きょうげん)を踏まえた御家(おいえ)騒動(そうどう)もので、京伝読本の代表作。

著者 山東京伝さんとうきょうでん 作、歌川豊国うたがわとよくに
年代 文化3年(1806)刊
分類 小説(後期読本)

後期読本の典型は浪漫的長編小説で、主要作家は山東京伝(『桜姫全伝曙草紙』『昔話稲妻表紙』)と曲亭馬琴(『椿説弓張月』『南総里見八犬伝』)です。特に馬琴は、中国長編小説に影響を受け壮大な構成力に優れました。後期読本の大半は稗史物(半紙本)ですが、図会物(『源平盛衰記図会』/大本)や絵本物(『絵本忠臣蔵』)、中本物(『翁丸物語』)も出版されました。

各年代における小説の変遷
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