おらが春
小林一茶の句文集。一茶五十六歳の文政三年(1820)一年間の発句と文章を収める。没後二十五年の嘉永五年(1852)に、信州中野の俳人一之が自費出版した。
著者 | 小林一茶 |
---|---|
年代 | 文政3年(1820) |
分類 |
俳諧
寛政4年(1792)の芭蕉百回忌を機に芭蕉の神格化が進み、俳諧は一気に大衆化・低俗化に向かいます。天保俳諧の中心には成田蒼虬や桜井梅室がいましたが、他方、農村出身の小林一茶(信濃)は独自の作品を遺し、その人間味溢れる生活詩は異彩を放ちました。月並俳諧は隆盛を極めましたが、それはやがて明治に至って正岡子規から月並調として激しく批判されました。 各年代における俳諧の変遷 |
ウインドウを閉じる