桂園一枝けいえんいっし

香川景樹の家集。山本清樹序。文政十一年(1828)成立。大本三巻三冊。東塢塾蔵版。その和歌は近世和歌史上随一と評され、論難書も多く出た。京都河南儀兵衛等版。

著者 香川景樹かがわかげき
年代 文政11年(1828)成立
分類 和歌・和学

小沢蘆庵に私淑した香川景樹が「しらべの説」を主唱して和歌の革新を進め、桂園派は全国を席捲します。その流れは幕末の八田知紀を経て高崎正風へと継承され、明治の御歌所へと展開しました。そうした全国的な動きとは別に、良寛(越後新潟)や橘曙覧(越前福井)・大隈言道(筑前福岡)らの地方歌人、野村望東尼・大田垣蓮月などの女流歌人も独自の地歩を築きました。

各年代における和歌・和学の変遷
ウインドウを閉じる