山陽詩鈔
頼山陽の漢詩集。自撰。天保四年(1833)刊。大本八巻四冊。文政八年(1825)までの漢詩を収める。それ以降の作品は『山陽遺稿』(天保一二年〈1841〉刊)所収。
著者 | 頼山陽 作、後藤松陰 校 |
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年代 | 天保4年(1833)刊 |
分類 |
漢詩・漢学
備後神辺の菅茶山は日常的な詩情を重視して清新な詩風を示し、他方、市河寛斎を盟主とする江湖詩社からは、やはり宋詩風を重んじた大窪詩仏や柏木如亭が現れて化政期(1804~30)詩壇を牽引しました。詠史詩に特徴を見せた頼山陽や、江馬細香ら女流も出現、三都を中心に地方にも高名な詩人が輩出して漢詩は隆盛を極め、この傾向は明治の半ばあたりまで続きました。 各年代における漢詩・漢学の変遷 |
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