如亭山人藁
柏木如亭の漢詩集。文化七年(1810)刊。半紙本(縦細)一冊。旧友で大坂生まれの儒者、葛西因是が序文を寄せている。諸詩体による清新なる百首を収める。
著者 | 柏木如亭 |
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年代 | 文化7年(1810)刊 |
分類 |
漢詩・漢学
備後神辺の菅茶山は日常的な詩情を重視して清新な詩風を示し、他方、市河寛斎を盟主とする江湖詩社からは、やはり宋詩風を重んじた大窪詩仏や柏木如亭が現れて化政期(1804~30)詩壇を牽引しました。詠史詩に特徴を見せた頼山陽や、江馬細香ら女流も出現、三都を中心に地方にも高名な詩人が輩出して漢詩は隆盛を極め、この傾向は明治の半ばあたりまで続きました。 各年代における漢詩・漢学の変遷 |
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