義経千本桜よしつねせんぼんざくら

時代物浄瑠璃(じょうるり)。五段。二世竹田(たけだ)出雲(いずも)三好松洛(みよししょうらく)並木千(なみきせん)(りゅう)(並木(そう)(すけ))作。延享(えんきょう)四年(1747)大坂(おおざか)竹本座(たけもとざ)初演。義経伝説に基づき、没落した平家武将のゆくえを描く。

著者 竹田出雲たけだいずも(二世)ほか 著
年代 延享(えんきょう)4年(1747)
分類 演劇(浄瑠璃)

大坂道頓堀の竹本座と豊竹座が競い合って作品を発表し、人形浄瑠璃は最盛期を迎えます(正本〈浄瑠璃の刊本〉はおおむね半紙本)。この頃、複数の作者による分担執筆が一般化、『菅原伝授手習鑑』は竹田出雲・並木宗輔ら4人の合作、『義経千本桜』と『仮名手本忠臣蔵』は竹田出雲(二世)ら3人の合作です。近松半二以降衰退しますが、今でも文楽の名で生き残っています。

各年代における演劇の変遷
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