傾城買四十八手けいせいかいしじゅうはって

山東(さんとう)京伝(きょうでん)作・画の洒落(しゃれ)(ぼん)寛政(かんせい)二年(1790)刊。小本(こほん)一冊。「しっぽりとした手」など五章から成る。客と遊女の会話のあとに加評する形式をとる。

著者 山東京伝さんとうきょうでん 作・画
年代 寛政(かんせい)2年(1790)刊
分類 小説(洒落本)

洒落本は、滑稽をねらった「うがち」によって遊里の当世風俗を活写したもの(基本型は小本1冊。蒟蒻本とも)。享保末(‐1736)から天保・弘化(1830‐48)までを範囲とし、特に安永・天明期(1772‐89)に最盛期を迎えました。明和7年(1770)刊の『遊子方言』でその様式が確立、第一人者は山東京伝で、『通言総籬』『傾城買四十八手』などが知られます。

各年代における小説の変遷
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