• 古今狂歌袋 天明7年(1787)刊 大本1冊 多色摺り 江戸蔦屋重三郎版

    天明7年(1787)刊 大本1冊 多色摺り 江戸蔦屋(つたや)重三郎(じゅうざぶろう)(はん)

古今狂歌袋ここんきょうかぶくろ

石川(いしかわ)(まさ)(もち)宿屋(やどやの)飯盛(めしもり))編・山東(さんとう)京伝(きょうでん)北尾(きたお)(まさ)(のぶ))画。天明(てんめい)七年(1787)刊。百人一首(ひゃくにんいっしゅ)絵本(えほん)を模して、百人の狂歌作者の狂歌と肖像を収めたもの。

著者 石川雅望いしかわまさもち宿屋飯盛やどやのめしもり) 編、山東京伝さんとうきようでん北尾正演きたおまさのぶ) 画
年代 天明(てんめい)7年(1787)刊
分類 狂詩・狂歌

狂詩は狂体の詩。狂者精神に基づいた狂文とともに宝暦・明和(1751~72)の頃に流行(当初は小本、のち中本)、大田南畝の『寐惚先生文集』はその代表的作品です。狂歌は狂体の和歌。爆発的に流行したのは天明狂歌(江戸狂歌)で、唐衣橘洲・大田南畝・石川雅望らが機知と滑稽を高らかに詠い上げ、多くの狂歌本が出版されました。極彩色の狂歌絵本も知られます。

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