寐惚先生文集
大田南畝(陳奮翰)の狂詩集。明和四年(1767)刊。小本二巻一冊。平秩東作に見せた狂詩二〇首を収める。平賀源内(風来山人)序。本書により狂詩の流行を齎した。
著者 | 大田南畝(陳奮翰) 著 |
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年代 | 明和)4年(1767)刊 |
分類 |
狂詩・狂歌
狂詩は狂体の詩。狂者精神に基づいた狂文とともに宝暦・明和(1751~72)の頃に流行(当初は小本、のち中本)、大田南畝の『寐惚先生文集』はその代表的作品です。狂歌は狂体の和歌。爆発的に流行したのは天明狂歌(江戸狂歌)で、唐衣橘洲・大田南畝・石川雅望らが機知と滑稽を高らかに詠い上げ、多くの狂歌本が出版されました。極彩色の狂歌絵本も知られます。 |
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