冷泉為村卿百首和歌れいぜいためむらきょうひゃくしゅわか

冷泉為村の定数歌(ていすうか)百首歌(ひゃくしゅうた))。石野(いしの)広通(ひろみち)編『冷泉為村卿詠作(えいさく)類聚(るいじゅう)』(為村の家集(かしゅう)のうち最も大部なもの。

著者 冷泉為村れいぜいためむら 作、石野広通いしのひろみち
年代 江戸中期頃
分類 和歌・和学

堂上歌壇最後の領袖は冷泉為村で、江戸の武家方をはじめ各地に門人を抱えましたが、その為村に破門された小沢蘆庵は「ただこと歌」を提唱、心情を平易なことばで詠うことこそ大切だと主張しました。賀茂真淵・本居宣長が登場して国学も大きく進展、「もののあはれを知る」(『源氏物語玉の小櫛』ほか)説は、中世以来の教戒的文学観から文学を解放した画期的なものでした。

各年代における和歌・和学の変遷
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