作詩志彀
山本北山の詩学詩論書。雨森牛南校。不分巻二冊。蘐園の擬古主義を批判して性霊説を主張、その後の詩壇歌壇に大きな影響を与えた。
| 著者 | 山本北山 著、雨森牛南(牙卿) 校 |
|---|---|
| 年代 | 天明3年(1783) |
| 分類 |
漢詩・漢学
正徳・享保期(1711~36)には、江戸に荻生徂徠が出て独自の儒学説(徂徠学)を展開、その門流(古文辞派)の中には、服部南郭など詩文を専修する詩人が輩出して、漢学の儒学からの分離が進みました。やがて江戸に山本北山が登場し、古文辞派による擬古主義を痛烈に批判、自己の真情と目前の景を率直に詠うべきだと主張して、詩壇は唐詩風から宋詩風へと転換します。 各年代における漢詩・漢学の変遷 |
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