唐詩選国字解
明の李攀龍原撰、伝服部南郭述・林元圭録。天明二年(1782)刊。半紙本七巻四冊。南郭門に林元圭なる人物は確認されないことから、宇野東山の唐詩選国字訳書に版元嵩山房が手を加えて南郭の講義録として刊行したものと見られている。
著者 | 服部南郭 著、門人 補編 |
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年代 | 天明2年(1782)刊 |
分類 |
漢詩・漢学
正徳・享保期(1711~36)には、江戸に荻生徂徠が出て独自の儒学説(徂徠学)を展開、その門流(古文辞派)の中には、服部南郭など詩文を専修する詩人が輩出して、漢学の儒学からの分離が進みました。やがて江戸に山本北山が登場し、古文辞派による擬古主義を痛烈に批判、自己の真情と目前の景を率直に詠うべきだと主張して、詩壇は唐詩風から宋詩風へと転換します。 各年代における漢詩・漢学の変遷 |
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