• 世間胸算用 元禄5年(1692)刊 大本5冊 京都上村平左衛門・江戸万屋清兵衛・大坂伊丹屋太郎右衛門版

    元禄5年(1692)刊 大本5冊 京都上村(かみむら)(へい)()衛門(えもん)・江戸万屋(よろずや)(せい)兵衛(べえ)大坂(おおざか)伊丹屋(いたみや)太郎(たろう)()衛門(もん)(はん)

世間胸算用せけんむねさんよう

浮世(うきよ)草子(ぞうし)井原(いはら)西鶴(さいかく)作・蒔絵師(まきえし)源三郎(げんざぶろう)風画。元禄(げんろく)五年(1692)刊。大本(おおほん)五巻五冊に二〇話を収める。町人たちの大晦日の出来事を描く。

著者 井原西鶴いはらさいかく 作、蒔絵師源三郎まきえしげんざぶろう 風画
年代 元禄5年(1692)
分類 小説(西鶴)

井原西鶴は、天和2年(1682)に『好色一代男』を刊行してから小説を量産、当代社会の色欲や金銭、武士や庶民の精神を、即物的に話術巧みに描き出しました(おおむね大本)。他の好色物に『好色五人女』、武家物に『武家義理物語』、雑話物に『西鶴諸国はなし』、町人物に『世間胸算用』などがあり、さらに『西鶴置土産』ほか西鶴没後に弟子の北条団水が編刊したものも知られます。

各年代における小説の変遷
ウインドウを閉じる