• 武家義理物語 貞享5年(1688)刊 大本16冊 大坂安井加兵衛版 取合わせ本

    貞享5年(1688)刊 大本16冊 大坂(おおざか)安井(やすい)加兵衛(かへえ)(はん) 取合わせ本

武家義理物語ぶけぎりものがたり

浮世(うきよ)草子(ぞうし)井原(いはら)西鶴(さいかく)作・吉田(よしだ)半兵衛(はんべえ)風画。(じょう)(きょう)五年(一六八八)刊。大本(おおほん)六巻六冊に二七章二六話を収めて、武士の義理の種々相を描く。

著者 井原西鶴いはらさいかく 作、吉田半兵衛よしだはんべえ 風画
年代 貞享5年(1688)刊
分類 小説(西鶴)

井原西鶴は、天和2年(1682)に『好色一代男』を刊行してから小説を量産、当代社会の色欲や金銭、武士や庶民の精神を、即物的に話術巧みに描き出しました(おおむね大本)。他の好色物に『好色五人女』、武家物に『武家義理物語』、雑話物に『西鶴諸国はなし』、町人物に『世間胸算用』などがあり、さらに『西鶴置土産』ほか西鶴没後に弟子の北条団水が編刊したものも知られます。

各年代における小説の変遷
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