好色一代男こうしょくいちだいおとこ

浮世草子。井原西鶴作・画。西吟跋(版下も)。主人公世之介の七歳から六十歳までの好色生活を一代記風に描く。大本八巻八冊。

著者 井原西鶴いはらさいかく 作・画
年代 天和2年(1682)
分類 小説(西鶴)

井原西鶴は、天和2年(1682)に『好色一代男』を刊行してから小説を量産、当代社会の色欲や金銭、武士や庶民の精神を、即物的に話術巧みに描き出しました(おおむね大本)。他の好色物に『好色五人女』、武家物に『武家義理物語』、雑話物に『西鶴諸国はなし』、町人物に『世間胸算用』などがあり、さらに『西鶴置土産』ほか西鶴没後に弟子の北条団水が編刊したものも知られます。

各年代における小説の変遷
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