伽婢子
仮名草子。浅井了意作。『剪灯新話』などの中国文学を翻案した怪異小説集で、上田秋成『雨月物語』などにも大きな影響を与えた。大本十三巻十三冊。
著者 | 浅井了意 |
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年代 | 寛文6年(1666) |
分類 |
小説(仮名草子)
仮名草子は、幕初から天和2年(1682)に『好色一代男』が登場するまでの間に著わされた小説・随筆類の総称(強いて言えば大本が多い)。「仮名」は漢文に対しての用語で、平易な娯楽的読み物を意味します。啓蒙教訓的なもの(『清水物語』)、翻訳もの(『伽婢子』)、擬古的なもの(『犬枕』『仁勢物語』)、軍記的なもの(『大坂物語』)等々、内容は多岐にわたります。 各年代における小説の変遷 |
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