おくのほそみち

松尾芭蕉の紀行文。元禄二年(1689)、芭蕉四十六歳の時の東北・北陸の旅(曾良同道)に基づき、元禄七年に成立した。

著者 松尾芭蕉まつおばしょう
年代 元禄7年(1694)
分類 俳諧(芭蕉)

貞門・談林を経験した松尾芭蕉は、貞享元年(1684)、41歳で蕉風に開眼(『冬の日』)、以後は旅を続けながら句境を深めてゆきます(『笈の小文』ほか)。元禄期(1688‐1704)には「不易流行」を提唱(『おくのほそ道』/枡型本)、俳風は一段と円熟味を増し最晩年には「軽み」を主唱しました。主要門人は向井去来・野沢凡兆ほか(蕉門の撰集はおおむね半紙本)。

各年代における俳諧の変遷
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