大坂独吟集おおざかどくぎんしゅう

西山(にしやま)宗因(そういん)判の諸家独吟(ひゃく)(いん)一〇巻。延宝(えんぽう)三年(1675)刊。(だん)(りん)(宗因風)の特徴をよく伝えている。

著者 書肆しょし村上平楽寺むらかみへいらくじ) 編か、西山宗因にしやまそういん
年代 延宝(えんぽう)3年(1675)刊
分類 俳諧(談林)

談林は大坂天満宮の連歌所宗匠西山宗因を中心とする一派の総称で、寛文末年(‐1673)頃に誕生、俳諧を「寓言」と規定して、破調や字余り、極端な擬人法などを旨とした猥雑かつ奔放な俳風で一世を風靡しました(横本が多い)。速吟による矢数俳諧は特に有名です。主要俳人は井原西鶴・岡西惟中ほか。延宝末年(‐1681)頃には衰退、流行はわずか10年ほどでした。

各年代における俳諧の変遷
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