能之図式のうのずしき

面や衣裳、小道具等を含め、能に関して絵図を伴いまとめられている。元禄(げんろく)一〇年(1697)刊。六巻六冊。

著者
年代 元禄(げんろく)10年(1697)刊
分類 能・狂言

平安時代までの猿楽や田楽は演劇色を強め、専門の芸能集団(座)も現れ、有力な寺社に所属しました。大和猿楽四座のうち、結崎座に出た観阿弥・世阿弥親子は、能の台本である謡曲の作者として、また能役者としても優れ、能を芸術として大成します。一方、庶民的な喜劇である狂言は、社会風刺や権力批判を込めて口語で演じられ、やがて能と能の間に上演されるようになります。

各年代における能・狂言の変遷
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