十二類絵巻じゅうにるいえまき

室町時代成立の御伽草子(おとぎぞうし)。作者未詳。十二支の動物を擬人化し、前半は歌合(うたあわせ)、後半は合戦・遁世(とんせい)を描く。

著者
年代 室町時代成立
分類 御伽草子

室町時代から江戸前期にかけて、お伽草子と総称される短編の物語が数多く作られます。都市文化の発達に応じて、それまでの貴族の恋愛や英雄の活躍だけでなく、『浦島太郎』『文正草子』など庶民を主人公にしたものや、異類による合戦を描いたなどの物語が盛んに作られたのです。その多くは絵が付けられ、絵巻や奈良絵本として、さまざまな人々に愛好されました。

各年代における御伽草子の変遷
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