宗安小歌集
閑吟集につぐ中世小歌の集成で、安土桃山時代の成立。沙弥宗安編、久我有庵の清書。全二二〇首のうち恋の歌が大部分を占める。他に伝本を聞かず、貴重。
著者 | 沙弥宗安 撰 |
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年代 | 安土桃山時代 |
分類 |
歌謡
室町時代になると、宮廷歌謡の大歌に対し、七五調をもとにした自由な詩型の小歌が流行します。男女の恋愛をうたったものが多く、話し言葉なども取り入れられ、庶民の感情を生き生きと伝えています。『閑吟集』や『宗安小歌集』といった小歌の歌集も編纂され、なかには能や狂言、お伽草子の詞章とよく似たものも多く、互いに影響を与えていたことがうかがえます。 各年代における歌謡の変遷 |
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