新撰菟玖波集しんせんつくばしゅう

室町時代中期の連歌撰集。宗祇らの撰。心敬や宗砌などの発句や付句、約二〇〇〇句を集め、連歌がもっとも洗練された時期の撰集とされる。

著者 宗祇そうぎら 撰
年代 明応4年(1495)
分類 連歌

連歌は、和歌の上の句と下の句を別の人が詠み、その唱和のしかた(付け合い)を楽しむ文芸です。平安時代から和歌の余興としてなされ、南北朝時代に、時の関白二条良基らによって初の連歌集『菟玖波集』が編まれます。室町時代には心敬などの連歌師が現れ、連歌論集『ささめごと』を著し、宗祇らの『新撰菟玖波集』によって大成し、俳諧の連歌から近世の俳諧へと継承されます。

各年代における連歌の変遷
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