貞和類聚祖苑れん芳集
南北朝時代の臨済僧義堂周信が諸祖師の偈頌を集め分類したもの。周信は夢窓疎石に師事、足利義満の参禅を指導し、五山の正統的な学風を伝えた。
著者 | |
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年代 | 南北朝時代 |
分類 |
五山文学
鎌倉時代に伝来した禅宗は、幕府の保護を受け、鎌倉・京の五山の寺を中心に栄えます。夢窓疎石や虎関師錬など幅広い学識を持つ五山僧によって、漢詩文を中心とした漢文芸が盛んになります。『夢中問答集』は、足利尊氏の弟直義の質問に答えて夢窓が禅の教えを述べた法語で、五山で開版されました。室町時代には、義堂周信や絶海中津などの学僧も活躍し、連歌にも影響を与えました。 |
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