十六夜日記いざよいにっき

鎌倉時代中期の紀行文。藤原為家の後妻阿仏尼が、実子為相と先妻の子為氏の間で生じた所領争いのため、京から鎌倉に下向する様子を綴る。

著者 阿仏尼あぶつに
年代 弘安3年(1280)頃
分類 日記・紀行

新しい政治都市鎌倉の誕生によって、東海道は整備され、京と鎌倉を往来する旅を素材として日記や紀行文が成立しました。東海道の情景と旅情を描いた代表的な紀行文学に、『海道記』『東関紀行』があります。藤原為家の後妻となった阿仏尼による『十六夜日記』は、実子の為相と先妻の子為氏との間で生じた所領争いの訴訟のため、鎌倉に下向する様子を綴っています。

各年代における日記・紀行の変遷
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