俊頼髄脳としよりずいのう

院政期には歌学書・歌論書が多数著作された。源俊頼の『俊頼髄脳』は天永二年(1111)~永久三年(1115)頃の成立、歌体・題詠・秀歌などの論や和歌説話を記載する。

著者 源俊頼みなもとのとしより
年代 永久2年(1114)頃
分類 和歌

院政期にも和歌は引き続き盛んで、勅撰集として『後拾遺和歌集』『金葉和歌集』『詞花和歌集』が成立したのを初め、私撰集がしばしば作られました。代表的歌人として、源俊頼・西行・藤原俊成らがあります。『堀河百首』以下の百首歌がたびたび編まれたこと、源俊頼『俊頼髄脳』・藤原清輔『奥義抄』などの歌学書・歌論書があいついで著作されたこともこの時期の特徴です。

各年代における和歌の変遷
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