新撰朗詠集しんせんろうえいしゅう

藤原基俊(ふじわらのもととし)撰による、上下二巻の詩歌選。朗詠用のすぐれた和歌二〇三首や漢詩五四三首を集めた。一二世紀前半の成立。『和漢(わかん)朗詠集(ろうえいしゅう)』にならい編集された。

著者 藤原基俊ふじわらのもととし
年代 元永2年(1119)頃
分類 漢詩文

前代に比べると文学の中での相対的地位はやや低下したものの、漢詩文は依然として行われていました。撰集として『本朝無題詩』『本朝続文粋』『中右記部類紙背漢詩集』があり、個人の詩集として藤原忠通の『法性寺関白御集』などがあります。藤原基俊によって、『和漢朗詠集』を継いだ『新撰朗詠集』も編まれました。

各年代における漢詩文の変遷
ウインドウを閉じる