日本往生極楽記
慶滋保胤寛和年間(985-987)頃成立。極楽往生者四五人の伝を四二項目に集成する。以後、往来伝は漢学者著述の新しい領域となる。
著者 | 慶滋保胤 撰 |
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年代 | 寛和年間(985-987)頃成立 |
分類 |
説話・伝記集
仏教系の説話・伝記集として、源為憲が撰した説話集『三宝絵』、慶滋保胤が撰した往生者の伝記集『日本往生極楽記』、鎮源が撰した法華経とその信仰者の霊験・伝記集『大日本国法華経験記』があります。『三宝絵』は仮名文、他の二書は漢文で書かれています。いずれも、次代の『今昔物語集』の素材となった点でも文学史的に重要です。 各年代における説話・伝記集の変遷 |
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